自然光の大切さ


自然光は、地球上に生きている生物たちにとって大切な光源です。

人も動物も含め、活動する上で大切な生体リズムをつくっています。

 

私たちの活動が規則正しくできるのは、体内時計の働きによるもので、

その代表的なのが夜の眠りと朝の目覚めです。

 

 

 

私たちの一日の活動は太陽とともにはじまる。

 

私たちにある体内時計は、太陽の光によって働いています。

体内時計は、体温やホルモン分泌などを調整し、覚醒と睡眠を行なうことで生活のリズムを刻んでいます。

このような生体リズムのことを概日リズム(サーカディアンリズム)といいます。

 

体内時計は地球の1日の周期(24時間)とは若干ズレていますが、日々のズレを調整してくれるのが太陽の光です。

毎朝、日光を浴びることでズレがリセットされます。リセットされることで、睡眠・覚醒リズムが整い、毎日快適な活動が出来るようになります。

 

朝、目が覚めて日の光に当たるということは、実は、心身の健康のためにとても大切なことです。

朝の食事も末梢時計にはとても有益だといわれており、朝の軽い運動と朝食の大切さが健康のため良いといわれるのはこのためです。

 

しかし、このズレが日常化すると生体リズムの障害を引き起こすようになります。

代表的な病気がいわゆる概日リズム睡眠障害です。

 

日中の暗い部屋、太陽光を浴びないような夜型の生活では、体内時計が充分に働きにくい環境になりがちです。

結果として、セロトニンの働きが鈍くなる場合があり、睡眠障害やうつ病などを引き起こす恐れがあります。

睡眠障害は万病のもとですので、生体リズムを整えることは大切ですね。